7月 文月の心と体の過ごし方 参照 季節に乗る体の自然 吉川隆啓著
★よく汗を出し、水分を取りすぎないこと。夏は1年で一番消化の力(アグニ)が落ちてきます。
少食にして、積極的に身体をうごかして、汗をかくことです。水分のとりすぎは、腎臓が疲れ、
体液が濃くなり、夏ばてします。冷たい水をがぶ飲みすると熱がこもり、余分に汗がでて、腎臓の
負担が増えます。夏は冷たい水を飲むよりは熱いお茶か白湯が良い。頭頂部を冷たい手ぬぐいで
冷やすと熱さがぬけます。後頭部の付け根をおさえておけば頭の血行がよくなります。
★大腿裏筋肉を伸ばそう。呼吸器や腎臓の弱っている人、皮膚感覚が鈍っている人は暑さを余分に
感じます。あまり湿度がなくても蒸し暑く感じます。汗で注意すべきは汗の内攻です。寝ている間
に体が冷えると汗が内攻します。特に首に風が当たるのはよくない。背中の汗は引っ込めると下痢
し、風邪の原因になり体がだるく鈍ります。クーラーで冷えると大腿裏筋肉が縮んで坐骨周辺部が
硬くなり、呼吸器が開きにくく皮膚の弾力がなくなります。クーラーで足が冷えた時は、ひざ裏と
足首に蒸しタオルで温湿布をすると冷えがとれます。
★夏の均整法 足をよく動かすと呼吸器が強くなります。膀胱の働きが悪くなると、首が回りにく
くなり、後頭部がおちて頭の血行も悪くなります。脳溢血や頭が呆けるのは、膀胱異常が背景にあ
ります。排泄の異常は頭の異常を引き起こします。腰椎5番がねじれると腸骨が硬くなって、足の
動きが鈍くなり、胸が広がらず、膀胱に異常を起こします。この時期腰椎活点を左右に動かしたり、
ひねったりして緩めます。
★蒸し暑さを克服する方法 暑さに耐えられないときは、いすにすわって足を机の上にのせ、足の
裏筋肉を伸ばすように力をぬいて後ろにもたれかかる。[反り返るポーズ]が有効です。汗で塩分が
失われるので、塩を舐めるといい。塩が甘く感じられるうちは体が塩を要求しています。夏は出す
時期なので、少食にしておおいに動くことが気持ちいいです。
★全身を使い全身を休める。 常に全身で動き、全身を使っていれば、心地よい疲労とともに充実
感、満足感があり生きている実感があります。人は何か自分の全力を出し切れるものがあれば、元
気になれるのです。体が熱くなるような興味や希望は生を輝かします。疲れを消してしまう力があ
ります。希望や夢を描けば、腰が伸びて腹が充実してきます。
★耐えるのは腰から。生命の力は全身をたたきつけ、全身で生きる時に最大限発揮される。身体の
勢いや」体力を発揮するには、笑うとき声を上げて笑い、泣くときは泣き、怒る時は怒ることです。
気取っっていて、体中で泣き、笑い、怒ることもできないようでは、活気はでません。さらにそれ
を自発的に抑制し、転換する力は、自己生命を拡大強化する内在力となります。身体を緩めて我慢
できれば、腰と腹が充実して強くなります。忍耐力は呼吸力であり、腰の力です。同化力は腹の力
です。包容力は胸の力の表れです。意志力は背骨の弾力です。腰の力は決断力、行動力、忍耐力、
持続の基です。ひとつのことを根気よく続けることは腰を強くします。腰をすえるためには、腹と
腰が満ちて、股関節、膝、足首の関節の引き締めが必要です。日常の動きで足をまめに使ってよく
鍛えるように工夫しましょう。
★身体の中を見る。 食物も本当に身体の求めるものなら腹が動きます。頭で食べないで、身体の
要求、腹が動くものを食べましょう。その時自分に適する物を食べなくては、自己化しません。本
当に体が求めているものなら栄養になるが、体にあわなければ、同化できずに毒になり、体液を濁
し、内臓の負担を増す。
★体の内側が満ちてくる感覚を大事にしよう。 イキイキと生きている人は腹が充実して柔らかく、
背骨にすっきりと天地を貫く中心線がとおり、筋肉と骨がはっきりと分離して、体中風通しが良い
状態です。真の健康法は、外の物事に目を奪われて、ひっかかったり、こだわったりしてふりまわ
されずに、常に自分自信の内側を観て、どう対処すれば本来の自分の体を保持できるか、そのため
に何をするときでもまず自分の内側を見る習慣をつけ、自分の体の内に満ちてくる物を感じる心身
の使い方を工夫することが大切です。
<今月のサマディアートヨガ>
脚を中心に全身をよく動かす。
ねじり、反るポーズ。
自律神経のシフトをよくし、気道の流れをスムーズにする
片鼻呼吸法(ナーディシュッディー)
肺の浄化、脳細胞を刺激し、
テンションをあげるカパラバティ呼吸法
ストレス解消のためのコーピング。
自分の好きな事、、ストレス解消できそうな事を
書き出す。
食べ物の働きと摂取方法
JUGEMテーマ:健康のためにやっていること
(食の陰陽と酸アルカリ因果表)